瀬戸内海めぐり 竹原市 in 2020
安芸の小京都、竹原 街並み保存地区
2020年の初春、瀬戸内海、安芸巡りで広島県の竹原に寄って来ました。
鞆の浦を経由して尾道から鉄道でJR竹原駅に辿り着きました。
竹原はニッカウヰスキー「マッさん」の竹鶴政孝の実家、竹鶴酒造の有る街です。
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こじんまりとした街で日暮れ前のひと時、街並み保存地区を訪ねました。
街の北東に残された街並みは狭くも無く、広くも無く、優雅に尽きます。
夕暮れ近くとあって人通りも少なく、静かな街並み、玄関先には春の花。
格子窓も駒寄せ(柵)の色合いも自然で何とも美しい限りです。
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漆喰壁の鮮やかな白といぶした木格子の色合いも日本独自のもの。
そしていぶし銀の日本瓦。
通りもいぶし銀の石と御影石を敷き詰めた美しい石畳。
しっとりとした美しい街並みに心癒されます。
振り返りながら街並みを満喫しました。
NIPPONIA HOTEL が此処に有るのも頷けます。
鞆の浦でも見かけた窓先の活花、旅人をもてなす心の表しだそう。
この地域、安芸に共通した心遣いです。
ニッカウヰスキーの「マッさん」の実家、竹鶴酒造です。
杉玉で造り酒屋と知れましたが、無ければ通り過ぎてしまいそうな佇まいです。
玄関先、窓先にやはりおもてなしの桜の花が活けてありました。
これは別の御宅での窓先に飾られた活花、風流な心遣いです。
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竹原市と言う街自体がそう大きくない処ですが、この街並みは濃度が高い。
わずか一晩の滞在でしたが立ち寄って良かったと満足しています。
行き交った人々も素敵で、高い文化の雰囲気が漂っています。
次回はもう少しゆっくりと滞在したい処です。
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